住宅ローンガイド
住宅ローンには、さまざまな金融機関や金利タイプがありお客様のライフスタイルによって返済方法など多種多様にあります。それぞれの特徴を知り、しっかりと理解しながら計画を立てる必要があります。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
借入額が大きく、他のローンに比べて返済期間が長期間です。住宅ローンには「民間ローン」「公的ローン」があり、金利タイプや借入額、返済方法などにより様々な商品があります。それぞれの特徴を知り、ライフプランも考慮しながらぴったりの住宅ローンを選びましょう。
STEP01 住宅購入にかかる総費用を把握しよう!
住宅ローンを組む際、住宅そのものの購入価格の他に、以下のような『諸費用』も必要となります。
住宅ローン契約時
印紙税
購入額に応じて算出。(例/500〜1,000万円以下の場合1万円、1,000万円超〜5,000万円以下の場合2万円)
資金受け取り時
事務所手数料
定額手数料:3万円〜5万円
定額手数料:借入額の2%程度
※借入先により異なります。
保証料
借入金2,000万円で40万円程度
※保証会社によって異なります。
火災保険・地震保険料
住宅ローンは、一般的に火災保険の加入が義務づけられている。
※地震・噴火津波を原因とする火災等の損害補償には、地震保険への加入が必要。
登記申請時
所有権移転登記費用
法務局への登記申請を司法書士に依頼するときに支払う報酬
抵当権設定登記料
法務局への登記申請を司法書士に依頼するときに支払う報酬
ローン返済時
団体信用生命保険料
ローン返済中に万が一のことがあった場合にローンが完済される保険。
一般的には加入が義務づけられており、保険料は金利に含む場合や金利とは別に保証料を支払う場合がある。
STEP02 住宅ローンを選ぼう!
金利タイプには固定金利と変動金利があり、下記のような特徴があります。
全期間固定金利型
借入後に金利が上昇しても、将来に渡り借入時の金利で返済額が確定。借入時に返済期間全体の返済計画が確定。
メリット
・借入後に金利が上昇しても、将来に渡り借入時の金利で返済額が確定。
・借入時に返済期間全体の返済計画が確定。
デメリット
・借入後に金利が低下しても、返済額が変わらない。
固定金利期間選択型
「当初3年間◯%」など、一定期間に固定金利が適用されるタイプ。
メリット
・借入後に金利が低下すると返済額が減少。
・固定金利期間中は返済額を確定できる。
デメリット
・借入時には固定金利終了期間後の返済額が未定。
変動金利型
金融情勢の変化に伴い、返済の途中でも定期的に金利が変動するタイプ。
メリット
・借入後に金利が低下すると返済額が減少。
デメリット
・借入時には将来の返済額が未定。
★優遇金利を利用してかしこく返済
金融機関によって定められた条件を満たすことで店頭金利から一定の割合を引き下げる「優遇金利」。
上手に活用すれば、返済額を少なくすることができます。
1.ライフプランに合った金利を選択
教育費、収入の変化、金利上昇による返済金額の増加などを見据えて金利タイプを選びましょう。
2.総支払額での比較・検討をしよう
金利だけでなく、事務手数料や保証料なども含めた総支払額でも考えてみましょう。
3.定年までに完済できるように設定
収入の維持が難しくなるため、退職金にはなるべく頼らないようにしましょう。
4.借入後の利便性を確認
繰上返済や返済条件の変更ができるか確認しましょう。
その際に、繰上げ返済なら時期や方法、返済額、手数料、金利タイプなら期間の延長や見直しができるかも確認しましょう。
5.2つ以上の住宅ローンを検討しよう。
STEP03 返済方法を決めよう
返済方法には、元金均等返済と元金利等返済があります。
元金均等返済
毎月一定の元金と残元金から計算した利息を合計した金額を支払う返済方法。
メリット
・返済額(元金+利息)は、返済が進むにつれて少なくなる。
デメリット
・返済開始当初の返済額が最も多く、当初の負担率が高いので、元利均等返済に比べて借入可能額は少なくなる場合がある。
元利均等返済
毎月の返済額(元金+利息)が返済期間を通じて一定額となる返済方法。
メリット
・返済額(元金+利息)が一定のため、返済計画が立てやすい。
デメリット
・同じ返済期間の場合、元金均等返済よりもローンの返済総額が多い。
また、元金(ローン残高)の減りが遅い。